「いのちの壱」の発見と誕生

発見は突然の出来事でした。2000年秋の昼下がり、私は、稲の生育を確認するために、いつものようにコシヒカリの田んぼの見回りをしていました。そこに、とびぬけて背の高い変わった稲が2株ありました。まるで、その稲がオーラを出しているかのように、私は、引き寄せられました。その稲をよく見ると籾(もみ)は大きく(1.5倍)、稈(かん)は太くてたくましい姿でした。のちに、私が「いのちの壱」と命名した新品種の稲の発見です。

その年は量が少なく、まだ食べることができません。翌年には炊く量ができましたので、早速炊いてみました。炊飯器から、ポッポと立つ湯気は瞬く間に部屋中に芳しい香りを充満させました。釜の蓋を開けると、つやつやした光と香ばしい匂い。釜から直接ご飯を一口食べました。大変驚きました。お米の甘さ、粘りなど、今までのご飯の概念にはない美味しさでした。しかも、冷めても表面が固くなりませんでした。遺伝子操作や、人工交配等の人為的操作をせずに誕生した稲です。将に、天と地からの授かりものでした。「いのちの壱」は、今までのご飯の概念を変える、全く新しいお米なのです。

この不思議な種もみを丁寧に試験栽培し、遺伝子調査を依頼しましたがその親は特定できませんでした。従って、新品種の可能性がありました。そこで、農林水産省に、種苗法の新品種登録の審査を出願したのです。結果、2006年に受理されました。しかし、私は、日本国内における知的財産権である育成者権を、1年後に放棄いたしました。現在は、多くの稲育成者が情熱を傾け、研究、努力して「いのちの壱」を生産していおります。美味しいご飯が皆様の食卓に届き、笑顔に満ち溢れた日本を願っております。

                  今井 隆

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